2011年11月07日

婚姻届を提出しました

過去の自分を捨てて、新たに何かを始める時、儀式が必要になる。

例えば、僧侶というのは出家する前に、髪を剃ったりの儀式がある。

この道場でも同じだ。女遊びや恋人探しといった、世間的な幸せを
追い求める「在家」ではなく、全てを修行に捧げる「出家」の場合は、
俗世間との決別を意味する、それなりの儀式をしなくてはいけない。

もちろん、髪を剃るわけではないが、少しだけ抵抗があるものである。


なんと今回、その出家の儀式は、役所に婚姻届を提出することだった。

つまり、結婚だ。結婚した事を、お上に知らせる、籍を入れるという作業。

もっとも、やることは簡単だ。たんに書類に書き込めばいいわけだから・・。

ところが、しっかりと書き込んで、ドキドキしながら提出したというのに、
結果は、「何なんですか、これ?」と聞かれ、突っ返されただけだった。

こっちが聞きたい。何なんだ、これ?と。ヴァカもいい加減にしてくれと!





僕が、役所に提出した婚姻届は、通常のものと、少しだけ違っていた。

それは、本来、妻となる人物の氏名欄に、「女性全員」と書かれていて、
住所のところも、「セカイ」とだけ記されている、なめた内容だったのだ。

要するに、これから地球上の女性全員と結婚します、全員を愛しますよ、
と役所に宣言したわけだが、絶対に伝わらないと分かっていての提出・・。

そりゃ突っ返されるわな、という代物で、役所の人の反応も冷たかった。


これがねー、妙に、恥ずかしかった。なんともいえない、照れくささである。

当然、こんな事は、たいしてヴァカな行為じゃないというのは、わかってる。
しかし、これはTV番組でもなければ、近くで友人が見ているわけでもない。
他人を面白がらせるためにやったわけじゃないから、勇気が必要なんだね。

ただ自分独りで、自分のためにやる、自己完結の行為だから、恥ずかしい。


しかし、やったぞ。僕は、やりきった。ちゃんと決意表明の婚姻届を提出した。

もちろん突っ返されたが、大事なのはそこじゃない。僕はさらに、その提出し、
突っ返された一部始終を録音した音声データを、今度は道場に提出したのだ。

僕が、真の意味で提出したかったのは、この儀式をちゃんと終えたという証拠
のデータであり、それを道場に送信して初めて、出家が認められることになる。

どうやら、ちゃんと受理されたようで、しばらくして、道場長から祝電が届いた。





 この度は、ご結婚おめでとうございます!道場長のフミトバンクです。

 本日より、あなたは、全セカイの女性の夫となりました。しかし結婚は、

 ゴールではありません。これからがスタートです。よくいわれる言葉に、

 結婚生活は修行だ、なんてのがありますが、まさしく修行が始まります。

 そして、あなたの結婚生活は、通常のよりも、ハードなものとなるでしょう。


 なぜなら、あなたは女性という、生き物全体と結婚したのです。しかも、

 やっかいな事に、それを個々の女性たちは知りません。あなたが結婚

 したのは、女性全体という集合意識であり、個々の意識は、その契りに

 気づいていないため、行き違いも多々出てくるでしょう。しかし、それさえ、

 愛してやってください。つまり、個々の女性の反応、すべてを愛すのです。


 あなたは、すでに何無派十牛図でいう「9、統合者」の段階にに入っており、

 もはやイイ女がどうだとか、性格が良い悪いとか、一切関係なくなりました。

 女性一人一人の差異など、微差でしかありません。すべての差が消えて、

 区別や評価から自由になり、一つになっていくのが、「統合者」であります。

 そして最終的には、自他の区別さえも消えて、無に帰すことになるでしょう。

 そこに到るまでには激しい修行が待っています。ぜひ、がんばってください。





以上が、道場長から送られてきた、祝電である。

君が、この戯言を、どう感じたかは分からないが、
僕は正直いって、久々に興奮してしまったのだよ。

こういう発想でナンパするなんて聞いたことないし、
スケールの大きい男になれるような気がしたんだ。

もしかしたら、予想以上に、変われるかもしれない。


なお、突っ返された婚姻届は、火をつけて燃やした。

僕の名前の所も燃えて、全ては灰になってしまった。

そうして、僕は名前を失い、何者でもなくなったのだ。


そして、セカイ中の、全ての女性が、我が妻となった。

ここに、名も無き僕の、新たな結婚生活が始まる!

posted by fmtbank at 10:55| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2011年11月14日

無視されることこそ、最高の喜び!

僕は、名無しである。僕には名前がなく、もはや何者でもない。

この道場に出家したからには、過去を捨て、今を生きるわけで、
長ったらしいプロフィールなど無用だ。ただ毎日修行するだけ。

といっても、何のために、ひたすら、声かけの修行を続けるのか?

それは、「自分」を消すためである。実は、「自分」があるからこそ、
プライドが生まれ、それを守ろうとして傷つき、苦しむ。「他者」とも、
「自分」を強く意識するがゆえ、切り離されてしまい、交流できない。

「自分」なんて消えちまえばいい。そうして初めて本当に生きられる。


いにしえより語られてきた「悟り」というものも、自他の差がなくなること、
差がとれることで、「差とり」だという。それは、「自分」という概念自体が、
幻想だったと気づき、心底解放され、セカイと一体化する強烈な体験だ。

それだけを求め、求道者たちは、自我から自由になろうと修行してきた。

そして何無派道場では、この「自分」消しを、世間でいうナンパを通じて、
体現していく。だから目的はGETでも恋愛でもなく、自己の消滅である。

いわば空海の、生きながら死ぬ、「即身成仏」を目指すといってもいい。

もちろん「在家」である君にとっては、GETしたり彼女をつくるのが目的で、
いっこうに構わない。しかし最終的に行きつくところは同じだと思っている。


だって考えてもみてくれ、僕らは死ぬ、必ず死ぬ。それだけが確実で、
後は、何だかよくわからないだろう?何を得ようが、何を体験しようが、
最後はチャラだ。ならば、その間、何をしたって大差ない。何してもいい。

どんなに立派な事をしようが、快楽を得ようと奮闘しようが、もしかして、
全てが消え去る「死」からの逃避かもしれない。空白から逃れようとする、
無駄な行為。だったら最初から、消えることを目的にした方がブレがない。

別に自殺を勧めてるわけではないよ。自然に生きて、自然に死ぬ事こそ、
ムリがない至上の喜びであり、「死」こそが、人生最後のプレゼントになる。

ちゃんと生きたからこそ、美しい十全なる「死」が与えられるわけで、ただ、
自分で早めに死んじゃおうとするのは、実にズルイとしかいいようがない。

その前に、しっかり地に足をつけ、生きながら死ぬべきだ。修行によって!





さて、この自己消滅に基づいたアウトタイプのナンパは、世間でいわれる、
普通のナンパと価値観が引っくり返っていて、もはやナンパとはいえない。

その特色として、声をかける最大の目的が、相手に無視されることであり、
無視こそを最高の喜びとする。なぜ無視がいいかというと、こちらの存在、
つまり「自分」を無視してくれ、少しでも「自分」という感覚を減らしてくれる。

声かけて連続で無視されていくと、はたして自分は存在しているのか?と、
不思議な消滅感覚におそわれてくる。これこそが貴重であり、自分を消す、
最初の入り口となる。どんどん自分が消えていき、自我が解体されていく。

僕は透明人間になりたい。肉体というナンヴァを乗りこなす、実体のない、
透明な純然たる意識に!そのためにも、た〜くさん無視されて、あたかも、
半透明な存在になったかのように、身軽に、スムーズに、消えていきたい。

その助けとなるのが、無視しれてくれる女性達であり、最高のサポート役だ。


しかし残念なことに、完全無視してくれる人は意外に少ない。こちらとしては、
完全に無視されて、「自分」が完全に消えた感覚になりたいのだが、チラッと、
こちらを見てから無視したり、明らかに意識して、身を固めたりと反応する・・。

要は、こちらのキッカケ、働きかけが作用した事がわかってしまう。それでも、
完全じゃないとはいえ、こうした無視は嬉しい。また時には、キャッチセールス、
スカウトといった、商用目的の人達と間違えて、すぐ断りを入れてきたりもする。

これもまた、こちらをしっかり見ていない、一人の人間扱いをしていない証拠で、
「自分」を弱める、いい反応だと思う。ギリギリ、無視の範疇に入れていいだろう。


とにかく、一言、二言と話したとしても、こちらと話すつもりは全くない状態こそが、
無視の美しさである。僕がどんなに、お金持ちで肩書きがあろうが、話し上手で、
喜ばせ上手、自分を面白いと思っていようが、イケメンだろうが(全然違うけど)、
相手にとっては全く関係なく、ただ瞬間的に、こちらの存在を認めようとしない。

その瞬間、こちらの存在感は無に帰す。なんて美しいんだろう!過去も関係なく、
未来もない。希望もない。すべてはゼロだ。「自分」なんてものは、パッと消え去る。

これこそが、声をかける最大の効用であり、ひたすら「自分」を消すための修行だ。

(何無派道場より、記す)

posted by fmtbank at 12:32| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする

2011年11月21日

無限に声をかける方法はこれだ!

今まで生きてきて、これほど心穏やかな日々というのは、そうなかった。

ようやく僕も、今の修行生活に慣れてきたので、ちゃんと綴っていきたい。

なんか小学生に股間を触られ呪いにかかったとか、女全員との婚姻届を
提出しただとか、変な事ばかり伝えてしまったため、軸がブレてしまった。

本質的には、ひたすら修行に励む、地味な日々である。その中で発見し、
試行錯誤していく様を、地に足がついた感覚で、君に伝えていくべきだな。


だってね、これまで一生懸命ナンパしていたのは何だったの?という位に、
変化があった。特に、声かけに関しては、本当にラクになり、どんな時でも、
涼しい顔でいけるようになった。そこに努力は不要で、むしろ手を抜くんだ。

よく立ち位置がどうだとか、台詞がどうだと、テクニックが言われるけれど、
声かけに関して最も大切なのは、手を抜くこと、体中の力を抜くことみたい。

フミトバンクは、「半分眠りながら声をかけろ」とまで言う。つまり、思っている
それ以上に、立ってられない位に脱力を意識して、声かけを楽にやるわけさ。

ヴァカになるためには、勢いをつけてハイテンションにいく方法もあるけれど、
この場合、持続力が続かない。二時間位が限度だろう。また日にちが変わり、
出来なくなってしまったりする。それよりも徹底した脱力によるローテンションの
声かけだと、何時間声かけても疲れない。逆に、元気になって驚いたりもする。

そして力さえ抜けば、自ずと、自然な立ち位置や適応した台詞が出てくるし、
何よりも、相手を観察する余裕が生まれるので、いちいち考えなくてもいい。


まさに、いいことづくしなので、道場ではまず、この声かけを練習させられる。

やることは簡単だ。まず何でもいいから声かける。例えば、覚醒プログラム
のオートマの第一声で入り、その瞬間、意識してスッと肩の力を抜いてみる。

それから即座に第二声、ポジきめつけを言ってから、今度は、もう思いっきり
全身の力を抜く。その超脱力状態で、相手を観察する、というか分析でもなく、
ただ表情と全体の雰囲気を感じる。目なんかトロンとして、口半開きでもいい。

すると、かえって相手が何を思っているかわかり、大抵緊張が伝わってくる。

もし何らかの反応があれば、返答するために、少し意識をハッキリさせるが、
相手が無視していたり、そっけない返答をしてきたなら、さらに脱力して終了。


これがもう気持ちよくて気持ちよくて仕方がない!先日、無視こそが最高の
喜びなんて書いたが、あれは強がりではなくて、実際に、本当なんだとさえ、
思えてきた。無視される時が一番、この超脱力がしやすく、落ちつけるんだ。

だから最初は、まるで壁打ちの練習のように、出来るだけ、無視してくれる
ような相手を選んで、声かけては、ただ脱力するというのを繰り返すことで、
声かけた瞬間に、ナンヴァ(肉体)がリラックスするよう、躾けることが出来る。

これは大きいよ!だって、どんな相手だろうが、声かけた直後に落ちつける。
自動的にそうなる。これを道場長は「超オートマ」と呼んでるけど、結局はね、
ただのオートマとそう変わらない。たんに、意識を超脱力にもっていくだけだ。





いずれにせよ、僕はまだ、このローテンションの声かけを練習中で、やっと、
昨日、つかめた程度だし、それで喜んで書いてるだけで、また見失うだろうし、
意外に、もっと掴めるかもしれない。とにかく、トコトンやって極めるつもりだ。

だって、これは、まさに拡張した瞑想修行であり、今後も役に立つと思うから。

今まで、立ったままの瞑想とか、自宅でよくやってたけど、あくまで一人きりで、
誰にも邪魔されない場だったし、見知らぬ他者を前にして、同じように路上で
瞑想するとは思わなかった。要は、脱力というのは、瞑想ということだからね。

やっぱり、まずは一人で脱力する練習をしないと、他者を前にして脱力なんて、
出来やしないだろう。僕もまだ一人で脱力する時のリラックスまでは、なかなか
いけていない。慣れてない人だったら、その十分の一ぐらいしか緩めないかもね。

でも、こればっかりは、日々の積み重ね。即効性を求めず、毎日続けるしかない。


それでは今から、また僕は一人で脱力の練習に入る。ただ体を楽にするだけで、
これを修行というなんて、おこがましいけど、ちゃんと、魔の地(街のこと)へ出て、
凄まじい量の初対面の人々(女性という集合体)に身を投じるのだから、OKだろう。

ちなみに、今回のテーマから軸がブレるからいわないけど、女性達は全員、僕に
協力してくれる存在だ。要するに、妻である。結婚生活は、いいことだけではなく、
いろいろあるだろうけど、慌てず焦らず、妻(女全員)とは、うまくやっていきたい。

以上、僕の結婚生活の一番最初の基本をお伝えした。要するに、リラーックス!

posted by fmtbank at 11:39| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする