2017年06月26日

声をかけないようにして、声かける。(極意)

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ナンパにおいて、最も無駄なことは何か?最もストレスになり、疲れさせる要因は何か?

それは、「声をかけようとする」ことである。これ程、人を苦しめ、心を惑わすものはない。

例えば、ナンパとは、純粋に、声をかけるという行為があるだけで、それ以外のことなど、
ハッキリいって無駄である。特に、声かけた後、いちいち、「俺はダメだな」とか考えたり、
傷つき、落ち込むのは最悪で、そんなことしてるヒマがあったら、さっさと次に行けばいい。

この、声かけるという行為の後の、思考が無駄というのは、よくわかるだろう。アドバイス
でも「気持ちを切り替えて、次行こう!」なんてことは、よく言われる。いちいち、引きずり、
エネルギーを消耗するのは馬鹿げている。我々にとっての「実」は、声かける行為のみ!

ところが、声をかけた後の思考は無駄とは見抜けるが、声をかける前の思考に関しては、
ある大きな見落としがある。もちろん、いちいち迷わないようにしよう、考えてたら地蔵に
なるから、なるべく考えないようにしよう、と思う人は多い。それでも、そこには盲点がある。


それが「声をかけようとする」ことだった。確かに、この意志自体は、一見、悪くは見えない。

しかし、本来は不要である。例えば、少し離れた前から女が歩いて来る。その時、あなたは、
「声をかけよう」と思う。さぁ声かけるぞ!と気合いを入れる。そして、ようやく射程距離へと、
入ってから、声をかける。だいたい、「声をかけよう」と思ってから、声かけるまでは、5秒位。

で、実際に声をかけたわけだが、はたして最初の「声をかけよう」と思ったことは本当に必要
なのだろうか?そんなの思わずに、射程距離に入った瞬間にスッて声かければいいだけで、
その前の準備は、余計なのではないか?そんな思い、捨ててしまった方が、ラクなのでは?

なぜなら、この実際に声かけるまでのタイムラグの5秒の間、あなたは緊張して身構えてて、
結局、不自然な声かけになってしまったから・・。さらに「声かけよう」と思った後、怖くなって、
やめてしまうことも多々あり、その度に、あなたは不自由に思い、自信を失くしていったりする。

つまり我々は、単純に、声をかけるという行為だけすればいいわけで、その前に、声かけよう、
今からやるぞ、なんて思う必要などない。むしろ邪魔になるので、出来るだけ排除して、行く。





この、「声をかけようとする」思いを消して、声かけることは、10人連続で「声かけまくる!」と、
前へ前へと飛び込んでいく「陽」の方法とは真逆である。完全に正反対の「陰」なる声かけだ。

「10人解放行」と呼ばれる「陽」の声かけは、解放というだけあって、自分の意識やパワーを、
外へ外へと向かって出していく。ゆえに終わるとスカッとした解放感があるが、その半面、全然、
パワーがない時は、しんどくて出来なかったり、日常的な意識テンションでは、結構やりづらい。

一方、「声をかけようとする」思いを消して瞬時に動く、「陰」なる声かけは、ほとんどエネルギー
を使わずに、きわめて日常的な平坦な意識でやるものなので、いつでもどこでも、実践できる。

両者を例えると、「陽」の「10人解放行」が、刀をむき出しでワーッと走っていく、戦場であるなら、
「陰」なる声かけは、ほとんど刀を鞘(さや)に収めたまま、声かける瞬間にパッと斬る「居合い」。

「居合い」とは、いかに刀を素早く抜いて斬るか?を極めた、抜刀術であり、よく竹とかを斬ってる
シーンなどを見たことあるだろう。まさしく、あれこそ「陰」なる声かけであり、極意といってもいい。


では、具体的に、どうするかというと、まず自分の中に引き込もること。できる限り意識が外へと
向かわないようにする。街中を歩いてると、どうしても意識を奪うものが、刺激が、たくさんある。

そんな外界に影響されないよう、極力、意識のスイッチをOFFに切っておく。特に「声をかけよう」
という思いには注意して、少しでもそんな雑念が浮かんだら消去するよう、自分の中に留まる。

そうして、可愛い女が現れて、射程距離に入った瞬間、パッと声をかける。言葉を変えると、まず
その女が目に入った時は、できるだけ意識をせずに最低限、なんかいるな~程度に抑えておき、
声かけれるであろう、まさにその瞬間だけONにする。その瞬間以外は、スイッチはOFFのまま。

極論すれば、声をかける瞬間だけ意識的になり、それ以外のものはバッサリ捨てる。声かけない
女達はおろか、歩いてる通行人達も、存在しないも同然にして、なんとか人にぶつからずに歩き、
安全は確保できる程度の、にぶ~いセーフモードにてラクに歩く。これを「ナンヴァ歩き」と呼ぶ。

というのも実際、体をねじらず、ラクに歩く「ナンバ歩き」というのが、日本にあったが、まさにこれ
と同様に、めちゃくちゃラクな声かけであるため、「ナンヴァ歩き」であり、「声をかけよう」とせず、
溜めを作らず、瞬時に動くことは、武術の極意そのものといえる。ぜひ、そのコツ掴んでほしい。

posted by 家元 at 11:28| カテゴリ無し | 更新情報をチェックする